100歳を越えられて現役の日野原重明先生


4月15日に第109回日本内科学会講演会市民公開講座

健康で賢い日本人―京都からの発信―』が京都大学記念ホールで開かれた。

司会は京大元学長名誉教授と京大教授日本内科学会会頭の両先生で、

講演は4人の先生で、次の順で行われた。

①   東大教授「運命の女神と医学)     N診療所院長「パラドックスはパートナー」

③   宗教学者「聴く、語る、沈黙する」   聖路加国際病院理事長 日野原重明先生

定員500人満席(申し込み制)で私の隣には、昨日からの学会に来られていた九州の先生も楽しみにして来たと仰っていました。

以外に思ったことは、内科学の重鎮の先生方なので、如何にしたら、健康を保てるか、長生きできるかと言うことを聞けるかと思っていましたが、

①   のお話は、経験、統計による確率、理論によって判断するがprobability(見込みで)ある。また運、不運もある。例えば不整脈の人が薬を飲んでいても、心筋梗塞を免れるのは全員でない。そして釈尊や東大寺の大仏さん、曼陀羅、西洋の絵画や彫刻などの映像による哲学的な内容のお話であった。・・・・・・・私には難しかったが、いかなる人間も、自然の神秘不可思議、畏敬の念を忘れてはいけない。原発、原発廃棄物などの問題も科学や人智で制御出来ない面があると今更以上に思った。

②   のお話は、医師は患者から学ばせて頂いている。終末医療、肉親の終末における家族の悲哀、悲痛な心情、刑に服している警視付き息子と臨終の父親との時間的制限のある場面などのお話があった。

③   の話多少期待していたが、残念ながら、耳が遠くなったのか、マイクの位置が遠かったのか全く聞こえなかった。それにしても講師の声も小さかったので、隣の先生も聞こえなかったと仰っておられた。・・・・・・知識人は特に表現力が大切であると思った。

④   日野原先生は、今年101歳になられますが、声も大きく、机に寄り添うこともなく、演場をいっぱい使って、私の時は会場を明るくしてくださいと、天井も全部点灯された。

・次の三つのことを提唱された

愛 TO LOBE          家族、隣人、世界を含む全ての人でなかろうか?

創 TO  COMMENCE  新年から、新しい事を始める。90歳から俳句を始められた。

耐 TO  ENDURE    辛いことにも耐える。すべき事はする。いくらしたいことでもしてはならないことはしないことだろうか?

・ 柔らかい枕で、俯せに(うつぶせ・うつむき・伏臥位)で眠られる。睡眠薬も要らないとのこと。ストレッチ体操もされており、朝・昼は少食とのことである。

・若いとき、腎臓病になられ、そのときお母さんの勧めで、外国の女性ピアノ教師に習われ、現在もピアノ演奏、指揮もされる。その後、肺結核にもなられた。(生老病死

・外国の子供にも、英語で講演されている。

・神戸の宣教師の家に(1911,10,4)生まれられた。関西学院~三高~京大~大学院~

39歳のとき米国に留学され(楽しくて、背が伸びたとのこと)。58歳のときに(1970,

3,31羽田~福岡の内科学会に向かわれる途中)よど号ハイジャックに遭われ人生感が変わり、これからは世の為になる人生にしようと考えられた。 (2012,5.25 E.Y)

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