京都肝炎友の会」カテゴリーアーカイブ

平成25年度定期総会が無事終了(^o^)/

おかげさまで、総会と交流会を無事終了することが出来ました。

京都府、そして京都市からもお越しいただきました。

またB型肝炎訴訟団の弁護士もお越しくださり、有意義なものとなりました。

交流会も始めての企画である落語を取り入れ、

楽しい、笑えるときとなりました。

京都府の担当課長、そして医学生の道楽亭入鹿さんも一緒に交流に加わってくださり、

どんなふうに前向きに過ごしているかなどを出し合ったり、自分の現状を少し医学生に伝える場とすることが出来ました。

 

総会01

総会02総会03

 

           

  

 

 

 

 

 

WHA(世界肝炎連盟)会長 チャールズ・ゴアさん来日


WHA(世界肝炎連盟)会長 チャールズ・ゴアさんが来日され、懇談しました。

先日、三猿プロジェクトを世界各国で進めておられる、WHAのチャールズ・ゴア会長が来日され京都の肝炎を取り囲む情勢とか、患者会の活動などの話を聞きたいということで京都に来られました。京都肝炎友の会の世話人を代表して5名が参加し懇談しました。
三猿プロジェクトとは、世界中の様々な会場で参加者全員が「見ざる、聞かざる、言わざるという動作を繰り返し実施する。」というものです。

チャールズ・ゴア三猿は世界的にも‘Three wise monkeys’として知られ、「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の3っの秘密を示しているとされています。モチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解があり、また『論語』に「礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざれば行うなかれ」という一節があります。(wikipediaより抜粋)
このポーズは、私たちは、肝炎に対する偏見や差別の風評は「見ません、聞きません、話しません」そして、私たちは肝炎をよく知り、肝炎に向き合って克服をめざします!ということを意味します。

≪世界肝炎連盟(WHA)について≫

・ 世界肝炎連盟は慢性ウィルス性B型、C型肝炎患者の死亡者を減らし、生活を改善するための世界的リーダーシップ、サポート行動を提供している。認識の向上、予防、介護、治療へのアクセスを通じて、地球上からこの病気をなくすために各国政府と協力することを究極の目標としている。
・世界肝炎連盟は世界各地の200以上のB型、C型肝炎患者グループを代表する非政府組織(NGO)である。
・世界肝炎連盟は世界の7地域―欧州、東地中海、アフリカ、北米、南米、オーストラリア、西太平洋―の患者グループから選出された代表者会議が運営している。
・日本肝臓病患者団体協議会も加盟しています。

 

京都府保健医療計画・がん対策推進計画を発表  京都府

京都府は「京都府保健医療計画」と「がん対策推進計画」を発表しました。
 2013年から2017年までの5年間の京都府における取り組みの計画を策定したものです。
従来はがん対策も保健医療計画に組み込まれていましたが、今回から独立したものとなっています。
●「京都府保健医療計画」と「同 資料編」「同パブコメ実施結果」を添付します。
 肝炎対策は103から105ページです。
 がん対策は61から67ページです。
 「資料編」は、保健医療計画の根拠などを示すものですが、「京都府および全国の部位別年齢調整死亡率の推移」の説明で肝がんも示し、「府内統一地域連携クリティカルパスの参加医療機関」の部で「肝がん届出医療機関」が605と解説している所以外に、肝炎、肝硬変、肝がんの資料はなく、131ページの中に2か所だけです。

2013「京都府保健医療計画」
2013「京都府保健医療計画資料編」
京都府保健医療計画パブリックコメント実施結果
●「京都府がん対策推進計画」と「同パブコメ実施結果」
がん対策推進計画の中にも肝炎対策が掲載されています。
2013「京都府がん対策推進計画」
2013「府がん対策推進計画」パブコメ実施結果

「パブリックコメント」などで示された意見はほとんど反映されていない!?    「京都府保健医療計画(案)」の改善を口頭で申し入れる  京都肝炎友の会

京都肝炎友の会は、3月22日午後、京都府健康福祉部総務課を訪問し、「肝炎対策」を含む新しい「京都府保健医療計画」の「最終案」を入手しました。また、昨年末に実施された「パブリックコメント」のまとめも「最終案」と共に入手しました。

総務課の担当者さんの説明では、本日3月26日まで開催の京都府議会に示したものより、若干古いが、「肝炎対策」部については、同一内容だということです。

府議会での意見も受け、今年度中(3月31日)までに、京都府知事山田啓二氏が策定することになります。

添付

京都府の保健医療計画 最終案 「肝炎対策」 部分

京都府保健医療計画パブリックコメントのとりまとめ

京都府保健医療計画 最終案

「パブリックコメントのとりまとめ」を見ると、「がん」の項に「肝炎」「肝炎ウイルス検査」の重要性が書き込まれたことが示されています。しかし、「肝炎対策」の項では、「地域で」「必要に応じて見直しを行いながら」という文言を挿入しただけです。(※)

パブリックコメントで提出された意見が、間違った意見だからこの様な結果になったのかと、「パブリックコメントのとりまとめ」を見るのですが、「京都府の考え方」の項に、意見に対する府の考え方は、ほとんど書かれていません。

他の部分でも、「最終案」の追加・修正はほとんど行われていませんが、意見に対する「京都府の考え方」は、的確なものかどうかは不明ですが、「肝炎対策」部とはけた違いに記入されています。

「肝炎対策」部の扱いは、他の部とは明らかに異なっているのではないでしょうか。

府民の意見を無視するような扱いを是正しないまま、今後5年間の肝炎対策を含む府民の保健医療の推進方向が定められては困ります。そこで、健康福祉部総務課に、京都府の「肝炎対策ワーキンググループの審議記録」とワーキンググループの委員になった「山副スヘノ世話人代表の第二回WGでの文書発言」、「京都肝炎友の会と舞鶴ウイルス性肝炎を考える会のパブリックコメントへの意見」を手渡し、京都府知事さんの策定までに、パブコメやワーキンググループでの審議内容をしっかりと反映するよう補強してほしいと口頭で申し入れました。

その際、健康福祉部総務課の担当者は、「肝炎対策部の扱いは、健康対策課が処理するので、口頭での申し入れ内容は文書で同課に伝える」と対応されました。

そこで、京都肝炎友の会は、当初予定にはありませんでしたが、別件で世話人は京都府健康福祉部健康対策課も訪問し、同趣旨の申し入れを口頭で行いました。

※ 「京都府立医科大学付属病院に肝疾患相談センター(仮称)を設置するなど、」との文言も、府の判断で挿入されています。これは、以前から府としては決めていたが、公にできなかった物を公にしたと思われます。