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京都市議会で肝炎対策が取り上げられました

20141002京都市議会での肝炎問題での西野さち子市議の質疑メモ

10月2日に開かれた、京都市議会決算委員会第二分科会で、西野さち子市会議員(京都市伏見区選出・日本共産党)が、肝炎対策について質問してくださいました。

テーマは、

肝炎ウイルス検査体制の強化

感染している方に重症化防止のための適切な治療を受けるように勧める受診勧奨活動の強化

京都市独自の肝炎医療費助成制度の検討  等です。

木村好美保健衛生推進室保健担当部長は、土曜日の無料検査実施医療機関を増やし検査数は「1.5倍に伸びている」と答弁されました。

1.5倍と言っても、京都市の検査実績は毎年2千人前後の受検者しかおられません。府内、他府県の多くの市町村の受検者比に比べれば、非常に低くなっています。また、40歳以上を対象にした特定健診で肝炎ウイルス検査を取り入れていないことや、無料検査の委託医療機関が市内に2か所しかない状況については改善するとは答えられませんでした。

先の市議会でも、複数の議員さんが肝炎対策について取り上げてくださいました。今後も取り上げていただくよう、京都肝炎友の会として、患者の現状を伝えていきたいと思います。

京都府立医大附属病院 肝疾患相談センター 紹介チラシ

京都府立医科大学付属病院に設置されている、肝疾患相談センターから、同相談センターの活動を紹介するチラシ、リーフレットが届きました。

相談センターの活用を呼びかけられています。

会員さんには、次の会報の付録としてお届けしますが、次をクリックしていただければ見ることができます

京都府立医大附属病院 肝疾患相談センター リーフ

京都府立医大付属病院 肝疾患相談センター案内ちらし

 

舞鶴ウイルス性肝炎を考える会が医療懇談会

舞鶴市を中心に患者会活動をされておられる、「舞鶴ウイルス性肝炎を考える会」が、10月11日(土)午後、医療懇談会を開かれます。

肝臓病患者は、「どのように治療するか」で悩んでおられます。懇談会では、普段聞きにくいことなども含め、ざっくばらんに話せる懇談会とされるようです。

ご紹介します。

20141011舞鶴医療懇談会 ご案内

懇談会名   「高塚先生との医療懇談会」

日時     10月11日(土)午後1時30分から

会場     舞鶴市 中総合会館5階 多目的ルーム

テーマ    地域医療の現状や健康についての話し合い

       高塚先生との医療懇談会

 

C型肝炎治療 京都新聞に全面広告

9月21日付の京都新聞に、C型肝炎治療についての「全面広告」が掲載されました。

20140921京都 進歩し続けるC型肝炎治療

 製薬会社「ブリストル・マイヤーズ株式会社」提供の広告です。相談受付場所として、京都府内の肝疾患診療推進拠点病院に設置された京都大学医学部付属病院と府立医科大学付属病院にある肝疾患相談センターが紹介されています。

 「ブリストル・マイヤーズ株式会社」は、インターフェロンフリーの経口2剤の販売会社です。そのためかシメプレビル+インターフェロン+リバビリンの3剤治療や二つの治療の関係を示すガイドラインのことについては、ごく簡単にしか触れていませんが、読者には大きな影響は与えていると思います。

医療講演会です!!~~聴き逃さないでね~~

京都肝炎友の会開催の医療講演会を2014年11月16日に開きます。

今回のテーマは

「C型肝炎とNASHに共通した肝発がん 線維化機構」

お話は 京都府立医科大学 消化器内科 講師の 角田佳雄先生

日 時: 2014年11月16日(日) 午後1時会場 1時30分開始

会 場: きらっとプラザ 2階会議室です。

きらっとプラザとは、京都産業会館です。

医療講演会ポスター  ←こちらをクリック

合わせて、個別相談、患者・家族交流会も開きます。参加無料です。

 

 

 

C型肝炎の医療費助成。府制度の制定、助成決定までの負担軽減を

 京都肝炎友の会と舞鶴ウイルス性肝炎を考える会は、2014年9月25日、京都府知事宛に「インターフェロンフリー治療の医療費助成が開始されるまで、窓口負担を求めないよう医療機関に要請を」と求めました。

医療費助成 窓口負担軽減の要望

 昨年のシメプレビルとインターフェロン+リバビリンの3剤併用療法に続き、インターフェロンフリーの治療も医療費助成の対象となりました。

 国の制度ですが、都道府県が制度の改定をしなければなりません。京都府は9月30日に府感染症対策協議会肝炎部会を開催し、制度改定を審議・決定され、10月中旬には京都府患者の申請受け付けが始まります。

 インターフェロンフリー治療を対象とした助成は、府の制度改定までの治療も、健康保険の対象とされた9月2日以降のものであれば、助成の対象となり、手続きをすれば負担上限額を超える医療費は返金されます。

 この治療は2週間に1回は通院しなければならず、一回7万5千円程度の治療費がかかります。助成開始まで3か月かかれば、40万円超の自己負担となります。健康保険の「高額療養費を現物給付化」手続きを取れば、窓口負担は一か月8万円程度の負担でおさまりますが、それでも3か月24万円必要となります。

 これでは、自己負担ができない方は、治療が必要でも受けることができません。制度開始時、対象治療拡大時も同様の問題が起こっていますが、中には、助成決定、手続き終了までは、自己負担を求めなかった医療機関もあり、インターフェロン治療を行う他の医療機関に京都府として、負担を求めないよう協力要請していただくことが必要です。

 医療費助成利用時に困ったことが有ったら、京都肝炎友の会へご相談ください。