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C型肝炎の医療費助成。府制度の制定、助成決定までの負担軽減を

 京都肝炎友の会と舞鶴ウイルス性肝炎を考える会は、2014年9月25日、京都府知事宛に「インターフェロンフリー治療の医療費助成が開始されるまで、窓口負担を求めないよう医療機関に要請を」と求めました。

医療費助成 窓口負担軽減の要望

 昨年のシメプレビルとインターフェロン+リバビリンの3剤併用療法に続き、インターフェロンフリーの治療も医療費助成の対象となりました。

 国の制度ですが、都道府県が制度の改定をしなければなりません。京都府は9月30日に府感染症対策協議会肝炎部会を開催し、制度改定を審議・決定され、10月中旬には京都府患者の申請受け付けが始まります。

 インターフェロンフリー治療を対象とした助成は、府の制度改定までの治療も、健康保険の対象とされた9月2日以降のものであれば、助成の対象となり、手続きをすれば負担上限額を超える医療費は返金されます。

 この治療は2週間に1回は通院しなければならず、一回7万5千円程度の治療費がかかります。助成開始まで3か月かかれば、40万円超の自己負担となります。健康保険の「高額療養費を現物給付化」手続きを取れば、窓口負担は一か月8万円程度の負担でおさまりますが、それでも3か月24万円必要となります。

 これでは、自己負担ができない方は、治療が必要でも受けることができません。制度開始時、対象治療拡大時も同様の問題が起こっていますが、中には、助成決定、手続き終了までは、自己負担を求めなかった医療機関もあり、インターフェロン治療を行う他の医療機関に京都府として、負担を求めないよう協力要請していただくことが必要です。

 医療費助成利用時に困ったことが有ったら、京都肝炎友の会へご相談ください。

 

京都府の肝炎対策強化求める要望書を提出

 京都肝炎友の会と舞鶴ウイルス性肝炎を考える会は、京都府知事宛の「京都府の肝炎・肝硬変・肝がん対策の強化を求める要望書」を2014年9月25日に提出しました。

 これは、全国で10県では実施されている「肝疾患の重症化防止事業」の実施や、医療費助成がC型肝炎のシメプレビルとインターフェロン+リバビリンの3剤併用療法や、経口2剤治療も医療費助成制度の対象となり、「日本肝臓学会肝臓専門医」等の「診断書」提出が必要であり、京都府の肝疾患治療ネットワークの確立・公表 などを実現すること。そのために、京都府の予算措置を講じるよう求めたものです。

 そして、提出した要望書について、改めて協議をするよう要請しました。

20140925肝炎対策 京都府への要望書

 

 

 

 

 

日本肝臓学会肝ガン撲滅運動市民公開講座 「プロフェッショナルが語る最先端の肝臓病」

日本肝臓学会肝ガン撲滅運動

市民公開講座 「プロフェッショナルが語る最先端の肝臓病」

日 時  9月27日(土)  14;00から16;00

場 所 京都府立医科大学付属図書館

2階合同講義室(図書館ホール)

参加について

参加費無料、要事前申し込み

京都府立医科大学病院 消化器内科学

TEL:075-251-5519

C型肝炎治療のインターフェロンフリー薬が医療費助対象に

インターフェロンフリーのC型肝炎治療薬「アスナプレビル・ダクラタスビル」が医療費助成の対象となりました。

 9月1日の肝炎治療戦略会議で、いわゆるインターフェロンを使用しない治療薬である「アスナプレビル・ダクラタスビル」を治療費助成の対象とするか、その場合の条件設定の有無等について議論がされました。

その議論の結果、アスナプレビル・ダクラタスビルが2日に薬価収載され、医療費助成の対象になることが決まりました。

この治療法は、24週の治療となり、 ウイルスが体内から完全に消失するSVR率が大変高い成績を持っています。

しかし、C型肝炎治療薬は、承認後も重篤な副作用が明らかになったこともあり、この薬でも今後副作用がさらに出る可能性があります。注意する必要があります。

注意しなければならない耐性ウイルスの出現

副作用とは言わないのですが、この薬で最も注意しなければならないのは、ウイルス体制の出現です。この間、京都肝炎友の会での医療講演会でも、この問題が繰り返し強調されてきましたが、治療効果が出なかった患者ウイルス耐性が出た場合、耐性が多く残り、現在利用されているインターフェロン3剤併用治療や、今後開発される新薬さえも効果がなくなる可能性があります。

ガイドラインにも掲載されているでしょうが、インターフェロン不適格の場合に限りインターフェロンを併用しないこの治療を推奨するなど、限定的な使い方になりそうです。

治療費助成制度がどのようになるのかですが、「ジェノタイプ1a、1bのC型肝炎か軽度の肝硬変患者が対象」、「肝がん患者は、現在肝がんが確認できないこと」、「期間は24週」、「この治療を受けた人は、その後インターフェロンを含む治療は助成対象としない」などになると考えられます

京都では?

治療費助成制度は、それぞれの都道府県で制度が作られます。京都府では、京都府感染症対策協議会の肝炎部会で検討され決められます。9月中旬に厚労省で担当者を集めた会議が開かれ、それを受け部会が開会されることになります。

C型肝炎治療ガイドライン 第3版が公表されました

日本肝臓学会が「C型肝炎治療ガイドライン」(第3版)を発表されました

http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c

改定の内容は次の通りです。

●「C型肝炎の治療目標」を新たに記載

●「C型肝炎に対する抗ウイルス療法の歴史」の項を追加

●「SVRが得られた後のフォローアップの必要性」を「概要」へ移動

●ダクラタスビル・アスナプレビル併用療法臨床試験の結果を追加

●これに伴い「概要」、1型高ウイルス症例に対しての推奨・治療フローチャートを変更

●「肝硬変に対する治療戦略」の項を新たに追加、推奨を変更

●C型代償性肝硬変(1型高ウイルス)に対する治療フローチャートを作成

●ガイドライン作成委員のCOI情報を記載

●「資料4」としてHCV薬剤耐性変異測定検査依頼先を記載

南部での交流会で~す(o^_^o)

京都肝炎友の会 患者・家族交流会のご案内

~京都の南部に住んでおられる方も参加しやすいところで『交流会』~

途中参加も途中で帰られても大丈夫、OKです。

日 時 平成26年9月6日 土曜日 午後1時30分から

場 所 文化パルク城陽 第3会議室B

     〒610-0121 京都府城陽市寺田今堀1番地

     近鉄京都線「寺田」駅で下車 → 「東口」を出て南(奈良方面)へ

文パル地図

今、城陽はいちじくの収穫期です。いたるところで販売されてます。