第34回日肝協全国代表者会議・イン明石
日肝協の患者会は17都道府県21患者会1562人です。患者会を解散するところが増えているようです。
京都肝炎友の会から常任理事も送っています。最近はWEBが多いようですが、国との会議は大変疲れるようです。
日肝協もHPを開いています。資料として日肝協開会のあいさつ文と来賓の方のあいさつ文です
日肝協代表幹事:渡辺 孝氏
皆様おはようございます、日本肝臓病患者団体協議会 代表幹事の渡辺孝でございます。
開催にあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。
本日は、全国の患者会から大勢のご参加を頂き心より感謝申し上げます。
長年にわたり、日本肝臓病患者団体協議会の活動目的に沿って、皆様方のご協力とご支援をいただき、多くの課題を達成して来ました。その中でも、2009年に「肝炎対策基本法」が制定され、具体的な対策に向けて「肝炎対策基本指針」が打ち出され、改定を重ねて来ました。これにより、肝がん撲滅のため、肝炎ウイルス検診を初め、陽性者フォローアップ、重症化予防、といった諸課題に取り組み国会請願活動を展開して来ました。 更に、2018年には、「ウイルス性肝がんと重度肝硬変の医療費助成」の研究事業がスタートし、その事業目標達成にむけて、国会請願活動を実施し採択され、2024年に制度が見直されその結果を注視して参ります。最近、増えている「脂肪性肝炎」や「自己免疫性肝炎」の患者さんにも目を向けて共に、医療と福祉の充実を図って参ります。
本日は、お休みの中、厚生労働省 肝炎対策推進室長の安田正人様始め、地元兵庫県 保健医療部、疾病対策課長の河原秀和様、さらに日本肝臓学会、国会議員の先生方のご参列とご支援をいただき心から御礼申し上げます。
後半には、兵庫医科大学 教授の飯島尋子先生による「肝疾患診療の現状と今後の対策」と題し医療講話をお願いしています。会場に参加された患者会の皆様、先生の講話をいただき「賢い患者」になりましょう。
最後に、ご参集の皆様のご健康とお幸せを願い、毎日がトキメキのある生活を送れますようにご期待申し上げ、挨拶といたします。ありがとうございました。
来賓挨拶
厚労省 健康・生活衛生局 肝炎対策推進室 室長 安田正人氏
本日は日本肝臓病患者団体協議会・第34回交流のつどい代表者会議が開催されることを心からお慶び申し上げます。
私の実家は宝塚市で、昨日は実家に泊まって少し親孝行が出来たのではないかと思っています。そういう意味でも、この様な会議に参加出来て感謝をしております。
日本肝臓病患者団体協議会におかれましては、全国的な患者団体として、肝臓病の患者の様々な支援に取組まれるなど、肝炎対策の推進に大きな役割を果たしてこられました。
長年に渡る皆様のご尽力に敬意を表します。先ほど代表幹事様より話された通り、平成22年に肝炎対策基本法が施行されて、その後肝炎対策基本指針を改訂しながら、施策を遂行して来ました。肝炎対策基本法は議員立法という形で作られています。役所に任せていたら取り組みが遅いだろうということで国会議員の先生方に主導していただいて改革が進められて参りました。皆様のご意見ご指導をいただきながら、厚生労働省として遅れがちな所が進めてこれたのかと思っています。今後も宜しくお願い申し上げます。
今後の大きな課題として、B型肝炎の新薬がいつ出来るのかに加えて、肝がん・肝硬変の支援をもう少し充実出来ないかということだと思います。皆様のご要望をいただき肝がん・肝硬変の医療費助成は、この4月から更なる見直しをしたところでございます。おそらく未だ足りないというお気持ちがあろうかと思いますが、まずは見直しについては必要な方に助成が届くように我々も努力したいと思っています。
患者団体の皆様のご意見を伺いながら、肝炎対策の更なる推進に向けて取り組みを続けて参りたいと思います。引き続き、ご理解とご協力、そしてご指導を賜りますようお願いします。最後にこの会議が実り多いものでありますようご声援申し上げると共に、ここにお集まりの皆様のご発展を祈念しまして私のご挨拶とさせていただきます。